ウソップのモデル考察
ウソップのイメージモデルは「ピノキオ」。
名前の由来はオオカミ少年の「イソップ童話」。
・ピノキオ:嘘をつくと鼻が伸びる
・イソップ童話:嘘つき少年(オオカミ少年)
この辺りを要素として取り入れたのだと思われます。
ウソップもイソップをもじったものと推測されています。
『嘘が本当になる』物語の要素
「オオカミ少年」がモデルとされるウソップ。
オオカミ少年の話は「嘘が本当になった」ことが物語の要素にあります。
そしてウソップの嘘も実現していることが幾つかあり、ファンの間でも話題になっています。
《ウソップの嘘が実現化したこと》
・「海賊が攻めてきたぞーー!」 → キャプテンクロによる村の襲撃
・巨大金魚のフン → ドリーとブロギーが実際に上陸したと発言
・小人の国発言 → ドレスローザで小人族に出会う
・伝説のモグラ発言 → モグモグの実の能力者Missメリークリスマスと対決(または表紙のモグラ番長)
・懸賞金3千万ベリー頭部の噂 → そげキングに3千万ベリーの懸賞金
・8000人の部下 → ルフィ傘下の海賊団が5千名以上に
・覇気が使える発言 → 見聞色の覇気の覚醒
ファンとして、ウソップの発言が現実になっていくのは見ていて痛快なものがあります。
また読み返してみると、尾田先生の回収の仕方が凄まじいことに気づき、さらにワンピースの世界へどっぷり浸かる管理人なのでした。
管理人の小言『空想は起こりえる現実』
話は少し逸れますが、「嘘が現実になる」という要素。
作中にある物理学者ウィリー・ガロンの言葉「人が空想できる全ての出来事は、起こりえる現実である」という言葉と共通するものありませんか?
僕はすごい好きな言葉です。
尾田先生はとても大切にしている言葉じゃないかなと思います。
物語の基盤になってるんじゃないかなと勝手に考察してます。
ちなみに「思考は現実化する」という言葉もあります(ナポレオン・ヒルの名言)
仕事や生き方でとても励まされてる言葉です(管理人の人生で)
”勇敢なる海の戦士”は伏線?
ウソップの夢は「勇敢なる海の戦士」になること。
ただ他のメンバーに比べると、ちょっとぼんやりした夢設定。
例)ルフィ=海賊王、ゾロ=世界一の大剣豪、サンジ=オールブルー
そこで囁かれているのが親父救出ストーリーです。
考察『ヤソップ救出説』について
有力説の一つとして挙がるのが「ヤソップ救出説」。
これがウソップの夢実現物語ではないかと言われています。
勇敢なる海の戦士を目指したのは、父親ヤソップに憧れたことが始まり。ピノキオはゼペット爺さんを助け、その“勇気”を認められ人間になります。
ピノキオの話をウソップに重ねると、父親ヤソップのピンチを救出し認められた時「勇敢なる海の戦士」の夢が叶うという説です。考察の一つに「赤髪海賊団vs黒ひげ海賊団」の絵図があります。
ピンチになるとしたら、物語の終盤であるこの構図。
ここでウソップとヤソップの大きな絡みがあるのでは?というのが「ヤソップ救出説」です。
”勇気”がキーワード。
ウソップの物語は勇気がテーマなのかも。という考察ですね。
ワンピースとピノキオの関係《考察》
それがラブーンとクロッカス。
ここでピノキオの話を要約してみます。
《ピノキオ物語の要約》
子供のいないゼペット爺さんと人形ピノキオの物語。
妖精に命を吹き込まれたピノキオは、周りの甘い言葉に乗せられ家を飛び出します。
心配になったゼペット爺さんは探しに行くも化け鯨モンストロに飲み込まれてます。
甘いことばで苦労をしたピノキオは家に戻りますが、おじいさんがいなくて心配になり探しに行きます。
結果ピノキオはゼペット爺さんをかばって犠牲になのですが、その勇気を妖精に賞賛され、人形から人間になるというお話です。
・ラブーン→化け鯨(クジラの王様・モンストロ)
・クロッカス→ゼベット爺さん
クロッカスはラブーンの体内を改造しまくってますが(笑)
確かにピノキオ要素は考えられそうですね。
まとめ
ウソップ冒険の醍醐味は「夢が実現すること」。
そのような視点で見ていくと、ウソップの言葉一つ一つに重要な伏線が隠れているかもしれません。
わくわく。